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2006年6月27日 (火)

自分が言い訳しないために1

問題集を見ながら、分からない自分に苛立ちを感じてしまう。
自己の不足を実感せざるを得ない。
すごい、自信ない。めちゃくちゃ、自信ない。
でも、ただそれに甘んじていてはいけない。

上司Tさんが海外出張する直前の頃のことです。
Tさんに謝られました。
「申し訳ない。うちの会社じゃ、十分な実務経験を積ませてやることができない。」
↑あ~。この字面だけだと、クビを宣告されてるみたいですね(苦笑)

うちの会社は地質調査の会社です。地盤が砂でできているのか?粘土でできているのか?地盤がどのくらいの強さを持っているのか?構造物の設計・施工前に、これらについて調べることを生業としています。
社内に設計屋さんはいないので、本当に調査しかやらない、いわゆる『調査屋さん』とか『ボーリング屋さん』と呼ばれている部類の小企業です。

うちの会社は本当にボーリングのみなので、技術士として必要な工法の知識は、原則としては本を読むしかありません。民間の建設会社さんの仕事がもう少し多いといいんだけど、会社の方針として(?)公共事業主体な為、施工の場に参加することが極端に少ないのです。(民の仕事が主体の上司Tさんは、肩身が狭い…それって間違ってると思う)

その日わたしは、盛土工法の本を読んでいて、分からないことを上司Nさんに聞きにいきました。お話し好きのNさんはとても親切な方で、とても詳しく教えてくれます。しかし、盛土現場を見たことのないわたしは、なかなか要領を得ることができません。(というか、もともとわたしは理解がゆっくりな方で、Nさんは頭の回転が速いタイプ)
…で、工法について素朴すぎる(と思われる)質問を繰り出すわたしに、Nさんはとうとう「そんなことも知らないで、調査やってたのか?」といいだしました。

そんなとき、見るに見かねたTさんが割り込んできたのです。
「ちょっと待てN。そりゃぁないよ。おまえは若い頃、散々施工を見てきただろうけど、おまえはこの会社で、盛土施工に関わった仕事を受注してきたことがあったか?」
「………。」
黙ってしまったNさんを背に、Tさんはわたしに向き直り言ったのが先の台詞。
「申し訳ない。うちの会社じゃ、十分な実務経験を積ませてやることができない。」

やっぱクビですか?(笑)

 2へ続く

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